結婚10年目あたりで離婚がよぎる人、多いのではないでしょうか。
結婚10年目はたくさんの変化が起こる時期で、配偶者の地雷を踏みがちです。
私が夫と口を聞かなかくなったのも、結婚10年経った頃でした。
この記事では【魔の結婚10年目】を痛感している人に向けて、具体的に結婚10年目で起こりうる変化と対処法について解説します。
そろそろ10年目の人も、10年目あたりから雲行きが怪しい人も、ぜひ参考にご覧ください。
離婚のきっかけができるタイミングは3回
離婚するタイミングは様々ですが、離婚のきっかけが作られるタイミングは3回あります。
結婚した歳を0と数えると
- 0~3年目
- 10年目
- 30年目
の3回です。
どんなことが離婚のきっかけになるのかを一つずつ見てみましょう。
結婚後~3年目
結婚後~3年目はすり合わせを行う時期です。
新生活がはじまり、出産や育児に追われたり、男性はちょうど仕事が忙しくなる年齢であることが多いでしょう。
生活のルールや育児の助け合い、困ったときにどう解決するかや相手がつらい時に支えてあげられるかなど、夫婦の基盤を作るのがこの時期です。
めんどくさがって話し合いや前向きな夫婦喧嘩を避けていると、丈夫な基盤ができないため、ちょっとしたことで関係性がぐらついてしまいます。
結婚10年目
結婚10年目は子どもの手が離れ始めたり、自分自身に変化が出始めるころです。
- 子どもが手を離れ始める
- 歳で体調や好みが変わり始める
- 老いを感じ始める
子どものために協力関係にあった夫婦や、好みや体調に変化があった人が、夫婦に違和感を感じ始める変化がたくさん訪れます。
そういえば厄年って結婚10年目あたりと被るよね。
厄年含め、「夫婦でいるのがしんどい」ってへそくりため始める人が増えるかも。
夫婦の基盤ができていたり、協力し合ったりで信頼関係ができていたらおそらく10年目で「おや?」となることもないでしょう。
ですが違和感なく結婚10年目を超えられる夫婦は多くはありません。
結婚30年目
結婚30年目あたりは定年退職の頃になるでしょう。
それまで家族のため、生活のため、と我慢し続けていた場合
- 一日中配偶者と過ごすのが無理!
- 配偶者の介護が無理!
- 一緒の墓なんて無理!
といった理由から、定年退職のタイミングで離婚ができるように準備をすることも少なくありません。
熟年離婚…
コワイ。
コツコツすり合わせしないと熟年離婚の可能性アップ!
- 産後クライシス
- 子供の思春期
- 更年期による体調不良
など壁にぶつかるときに信頼関係を築いておかないと老後の夫婦関係は厳しいものになるでしょう。
結婚10年目に離婚騒動にならない地雷の避け方
なんか地雷がたくさんあるのはわかった。
じゃあ結婚10年目はどうしたらいいの?
10年目ならまだコミュニケーションで何とかならなくない。
10年目あたりは夫婦にとって変化が多いので、変化に夫婦そろって適応できるかがカギになります。
体調の変化に注目する
女性には更年期障害というものがあり、40歳あたりからプレ更年期、45歳あたりから更年期がはじまると言われています。
人によって症状や重さが違いますが、例えば以下のような症状があります。
- イライラする
- 頭痛やめまい
- 肩こり
- 不安・不眠
- 疲れやすい
更年期障害は女性のものと思われがちですが、男性も30代後半から更年期障害になる可能性があります。
健康診断で引っかかりはじめるのも結婚10年目あたりから増え始めます。
加えて太りやすくなったり、疲れやすくなったり、シミ・シワ・白髪などの老けを感じ始めるのもこの時期です。
白髪増えるし、水飲んだだけで太るし、思い通りに体が動かなくてイライラしちゃう。
「太った?」って追い打ち掛けたらカウンターパンチでKOしそう…
この時期にお互いの体調を気遣ってあげられるかで、結婚20年目・30年目の夫婦関係が変わってくるでしょう。
好みの変化に注目する
プレゼントの習慣がある夫婦なら特に注意したいのですが、アラフォーあたりから好みが変化することがあります。
ファッション、食、好きな芸能人やテレビの好みまで、変わりやすい時期ではないか、と個人的に感じています。
具体的に私はこんなことが地雷になっています。
- 夫がつまらないテレビ番組で大笑いしてイライラ
- 安い焼肉に頻繁に誘われてモヤモヤ
- 昔ハマった趣味のグッズをプレゼントされて扱いに困る
そんなこと考えてたなんて知らなかった!
いつまでも20代ではないんだよ…
って言わない私も悪いか。
男性・女性関係なく、歳とともに好みは変化することを分かっておくことが重要です。
とにかくコミュニケーションを取る
地雷の一番の原因は「前はこうだった」という思い込みによるすれ違いです。
「前はこう」は「今こう」とは限らないので、一つずつコミュニケーションを取って確認することが大切です。
テレビ何がいい?とか
何か食べたいものある?とかね。
そのくらいなら簡単かも。
ザイオンス効果といって、単純な接触の繰り返しで親密になる心理効果があります。
知っている好みに関しても、「これ好き?嫌い?」などその都度確認することで信頼度が増す効果が期待できます。
分かっていることでもちゃんと言葉にしてコミュニケーションを取ることは非常に重要です。
結婚10年目に地雷を踏んでしまったらやるべきこと
地雷をすでに踏んでしまった場合、やるべきことは同じくコミュニケーションです。
忖度してコミュニケーションを省略した結果、空回りして夫婦関係が悪化することも珍しくありません。
地雷を踏んでしまった場合、何が原因か分かっていてもいなくても、コミュニケーションを取ってフォローする必要がありいます。
何が地雷だったのかを確認する
まずは地雷の正体をちゃんと聞きましょう。
分かり切っていてもちゃんと言葉にしてもらって、場合によっては怒りも吐き出してもらいましょう。
でもさー、怒られるの分かってて聞くのヤダ。
早いうちに怒りをはきだしてもらう方がため込まなくて楽よ。
カタルシス効果と言って、ネガティブな感情をはきだすことで心を浄化する心理効果があります。
面倒でも怖くても、一度怒りを言語化してもらう方が長い目で見て関係性が良好になるでしょう。
また聞いてあげるだけで「この人は私のことを分かってくれる」と信頼関係が築ける効果も期待できるので、丁寧に話を聞くことから始めましょう。
話し合いのきっかけが難しいって人はこの記事が参考になるかも。
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自分に非があるなら認めて謝る
話を聞いたうえで、自分に非があればそのことについて謝ることをしましょう。
妻が怒っているから「ひとまず鎮めよう」と心のない謝罪をしても、多分根本的な解決はできません。
「嫁さん怒ってたら条件反射でスライディング土下座がいい」
って聞いたけど?
それじゃあ笑いしか取れない気がする…
はじめから適当に謝るのではなく、じっくり話を聞いて、頭で考えたうえで丁寧に謝る方が心が伝わります。
工程としては
- 怒りを全部はきだしてもらう
- 「これに関してはごめん」と謝る
- 「次からはこうしよう」という提案もあれば◎
といった具合ですね。
間違っても怒っている途中で話を遮って言い訳しないように気を付けましょう。
時間やお金の余裕を作る
お金・時間・気持ち・体調など、余裕がない時って無駄にイライラしたり、つまらないことで怒ったりしがちなんですよね。
もしも配偶者がやたらとイライラしていたら、反発するよりも心配をしてあげてください。
何か困っているかもしれないし、力になれることがあるかもしれません。
妻がイライラしているならお金や時間の余裕を作る工夫を、夫がイライラしているなら仕事で何か困っているか聞いてみるなど、しっかりコミュニケーションを取りましょう。
すでに離婚危機で崖っぷちって人はこちらの記事も参考にどーぞ。
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まとめ~結婚10年目は変化が多い年
結婚10年目は子どもからちょっと手が離れ始めたり、更年期などの体調の変化が出始めたり、変化が多くなります。
配偶者の変化に対応できないと夫婦でいることに違和感を感じたり、信頼関係がなくなったり、離婚を考えるきっかけになりかねません。
これまでの配偶者の好みや考え方に関する知識に頼らず、その都度コミュニケーションを取って変化に対するすり合わせを行いましょう。
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