- 回りくどい言い方で会話がかみ合っているのか謎
- 言いたいことが伝わってなくて返事が謎
- 言葉足らずで何を言いたいのか謎
こんな悩みを抱えている夫婦は少数ではないようです。
夫との会話がかみ合わないと毎日会話のたびにイライラが募りますよね。
男女は会話の目的が違うので、会話がかみ合わなくなるのはよく起こること。
とはいえ放置すると会話が面倒になり、会話しなくなり、やがて夫婦仲に影響します。
この記事では、夫と会話がかみ合わなくてイライラ経験のある私が、会話がかみ合わない原因と対策を解説します。
なるはやで解決したい人はぜひヒントにしてくださいね。
夫と会話がかみ合わないのはコミュ力が足りないから
夫との会話がかみ合わない原因の根本は、コミュニケーションスキルの不足です。
夫婦間にコミュ力なんて必要ないと思うと、【伝える・理解する】を自分中心に考えがち。
例えば
【伝える】が自己中心で伝わらないケース
・言葉足らずで真意が伝わらない
・自分の価値観が常識であると考えている
・回りくどい言い方をしている
【理解する】を怠って真意が分からないケース
・言葉足らずな説明を掘り下げていない
・言動の真意を考えていない
・相手の価値観を理解しようとしていない
こんな状況が考えられます。
いっぱいあるけどどれからどうすれば?
根本は同じだけど、一つずつくわしく解説するね。
夫と会話がかみ合わなくる【伝え方】を変えるには
夫と会話がかみ合わなくなるのは、もしかすると伝え方が良くないかもしれません。
夫婦って長年一緒にいるといろんな意味で「慣れ」が出ます。
会話にも「慣れ」が出て「このくらい伝わるだろう」と甘えが出てしまうことも。
「夫だから」という甘えを捨てて、子どもでもわかるくらいの伝わりやすさを意識すると、伝え方がレベルアップします。
察してもらえるという思い込みをやめる
よくあるかみ合わない例として、言葉が足りずにねじれて伝わるというものがあります。
言葉が足りなくなるのは、ほとんどの場合「察してもらえるだろう」という甘えです。
察してちゃんってよく聞くよね。
察してちゃんは大体嫌われるからやめよう。
「言わなくても分かるだろう」という部分まで丁寧に話すことで、ねじれて伝わるリスクが下がります。
相手の価値観に合わせて伝える
価値観は人それぞれ違って、もちろん夫婦間でも違います。
だから自分の価値観だけで話を進めると、興味がなくなったり反発されたりしてしまいます。
例えば朝ごはんがパン派の人に「朝ごはんのお味噌汁何がいいと思う?」と毎日聞き続けると相手は困りますよね。
愛想よくできるのなんて最初の3回くらい。
興味のない話題って適当に返事するよね。
そりゃ会話がかみ合わなくなるわ。
相手の興味のないことを話し続けると会話が楽しめなくなり、上の空になってかみ合わなくなります。
相手の価値観に合わせた話題を選ぶことも、うまく伝えるためのコツのひとつです。
シンプルな日本語を選んで伝える
回りくどい言い方は話がねじれて伝わる原因になります。
ねじれて伝わると見当違いな返事が返ってきて、「会話がかみ合わない」とストレスになります。
だからできるだけシンプルな日本語を使うようにすると伝わりやすくなります。
例えば靴下脱ぎっぱなしがイライラするときは
【回りくどいい言い方の例】
妻「なぜ脱いだ靴下をそのままにしておくの?」
夫「めんどくさいから」
※靴下を洗濯かごに入れてほしい場合は真意が伝わらない(原因を聞きたいならこの言い方でOK)
【シンプルな伝え方の例】
妻「脱いだ靴下を洗濯かごに入れてください」
夫「分かった」
※何をどうしてほしいのかがストレートに伝わる(素直に返事をするかは別として)
何度言っても改善しない時に解決策を聞きたいなら、
「なぜ~」から始まる日本語でOK!
そういえば「何度言ったら分かるの?」とか言っちゃいがち。
会話がかみ合わない場合は主語と述語をシンプルにして、できるだけ短く伝えると伝わりやすくなります。
夫と会話がかみ合わなくる【理解の仕方】を変えるには
続いて夫の伝え方に問題がある場合ですが、理解のしかたを変える必要があります。
人を自分の思い通りに変えるのは簡単なことではないので、聞き手側の自分が変わることを頑張りましょう。
質問上手になって話を掘り下げる
夫が会話のキャッチボールができないタイプの場合、ひたすらこちらからボールを投げ続けるしかありません。
でもね、何聞いても「はい・いいえ」の人って疲れる…
たくさん質問してるうちに盛り上がる話題を見つけよう。
面倒でもYes/Noで簡単に答えられる質問を繰り返して、少しずつ会話を重ねるのが近道です。
とはいえ私は会話のキャッチボールができない夫と話すのが面倒になり、しばらく会話をやめたこともあります。
会話に重きを置かないタイプの夫なら、会話を減らす方法も検討してみるのも一つの方法です。
言動の真意を確認する
夫の言い方が回りくどい場合、何を言いたいか・どうしたいのかが分かりにくくて会話がかみ合いません。
何を言いたいかがはっきり分からない場合、怒ったりめんどくさがったりせず、真意を丁寧に確認する必要があります。
でもね、イラっとする言い方されたらキレちゃうことあるでしょ?
うん、回りくどいとイラっとするよね。
キレてもいいけど日を改めてでも真意を確認しておこう。
回りくどい言い方をする人は「分かってもらいたい」「理解者がほしい」と求めています。
会話がかみ合わないことをストレスに感じているなら、少しずつでも理解する姿勢を見せて信頼を得ることから始めましょう。
相手とは価値観が違うことを忘れない
「自分はこう思う!」という軸は大切ですが、思いが強すぎて「夫も同じ思いだ」と勘違いしてしまうことも。
お金のこと、教育のこと、老後のことなど、自分の理想=夫の理想と思いこむことで会話がかみ合わなくなります。
夫とは価値観が違うと分かっていれば、価値観の違いのせいで会話がかみ合わない事態を防げます。
具体的には
- 自分の考えは夫の考えとは違う
- 違う考えを否定ではなく多様性と考える
- 自分が思う常識が必ずしも世間の常識ではない
ということを分かっておきましょう。
夫と会話がかみ合わない時にコミュ力を上げる方法
夫と会話がかみ合わない場合、コミュ力そのものをレベルアップするのも有効な手段です。
実際に私が夫婦関係を改善しようと勉強したコミュニケーションテクニックを3つご紹介します。
アサーションを使って話す
アサーションとは、相手の気持ちを尊重しつつ、自分の気持ちを伝えるテクニックです。
アサーションでは、伝え方を以下の3種類に分類しています。
- アグレッシブ…自己中心で相手を尊重しない話し方をするタイプ
- ノンアサーティブ…自分の気持ちを尊重せず、我慢や遠慮してしまうタイプ
- アサーティブ…自分の気持ちも相手の気持ちも尊重して会話をするタイプ
私、アサーティブがいい。
みんなアサーティブに話しましょう。
っていうのがアサーションね。
アサーションについては別の記事で解説していますので、詳しくはこちらをご覧ください。
【関連記事】
アサーションでモラハラ予防!健全な会話で対等な夫婦関係を築くコツ
コミュニケーションギャップを埋める
コミュニケーションギャップとは、どこにフォーカスを当てて伝えるのか人によって違う現象です。
例えば
・このフライパンは傷つきにくいです(デメリットの否定)
・このフライパンは丈夫です(メリットのアピール)
この二つは同じ意味ですが、人によってどちらが好きかが違います。
私は「丈夫です」が好きだけど、夫は「傷つきにくいです」が好きらしい。
これが分かれば説得力が付きそう。
他にもいろんな要素があり、人それぞれ伝わりやすい要素が違います。
相手に伝わりやすい伝え方をマスターすれば、会話がかみ合わなくなる回数は激減します。
書いて伝える
会話は話す・聞くだけではなく、読む・書くもコミュニケーションに含まれます。
どうしても会話がかみ合わない場合は、メールやLINEで伝える方法も一度検討してみましょう。
私は「怒り」を夫に伝えるのが苦手で、夫は怒られるのが極端に苦手で、「怒り」を我慢し続けたのが夫婦関係が破綻した原因のひとつです。
離婚危機後に同じことを繰り返すのが嫌だったので、苦手な怒りはお互いが落ち着いて意見交換をできるよう、メールで伝えました。
得意な伝え方でいいのね。
私は書く・読むの方が性に合ってるらしい。
どうしても会話がかみ合わない場合、【話す・聞く】ではなく【読む・書く】を試してみることも検討してみてください。
コミュ力を磨かなければ夫婦の会話はかみ合わなくなる
最近では常識になってきましたが、男性は問題解決のため、女性は感情を共有するために会話をすると言われています。
もともとの目的が違うので、夫婦の会話がかみ合わなくなるのは自然な流れです。
かみ合わなくて当然ってことは、あきらめてってこと?
かみ合う会話は努力しないと無理ってこと。
相手に関心を持って「分かりあいたい」と努力しなければ、会話がかみ合わなくなって関係性はぎくしゃくします。
かみ合わない会話を何とかしたいなら、コミュ力を磨いて、常に相手のことを気遣った会話が必要です。
まとめ~夫と会話がかみ合わなくなったらコミュ力を磨こう
夫と会話がかみ合わないのは、そもそもの会話の目的が男女間で違うので仕方ないことです。
相手を理解する努力をしたり、相手に伝わる言葉を選んで話すことで、少しずつ会話の質を上げることができます。
またコミュニケーションテクニックを身に付けるのも一つの方法。
- アサーション
- コミュニケーションギャップを埋める
- 【話す・聞く】を【書く・読む】に変えてみる
いろんな方法を試しながら、夫婦が上手く会話できる方法を探ってみてくださいね。
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