専業主婦って家事をするのが仕事でしょ?
養ってもらっている分際で家事くらいできないの?
といった心無い言葉は珍しいものではなく、私も夫から冗談で言われたことがあります。
ですが専業主婦だからみんなが暇なわけではなく、ほんの少し手を貸してほしい時もあります。
私は家事を手伝ってほしいとお願いせず一人で抱え込んで、結果暇になった今は夫に隙を見せずに暮らしています。
この記事では、家事分担をお願いできない人の罪悪感を払拭したくて、家事分担を申し出ていい基準やうまく甘える方法をまとめました。
キャパオーバーしてしんどくなる前に、上手に甘える方法についてぜひ参考にご覧ください。
【専業主婦】をひとくくりにするのは違う!
専業主婦だから家事分担なんてとんでもない!
という声がよく聞かれますが、専業主婦でも忙しい人と暇な人がいますよね。
生まれたての双子のママと、育児・介護をしない専業主婦だと家事分担の意味が変わってきます。
それなのに世間は同じ【専業主婦】とひとくくりにするから賛否両論になってしまうんですよね。
「ゲーム忙しいからご飯作って」と
「子どものことで手が回らないからご飯作って」
は印象が違う!
同じ専業主婦でも忙しさは雲泥の差ね。
- 子どもに病気があり手がかかる
- 介護で忙しい
- 将来就職するために勉強中
など、忙しい専業主婦もたくさんいて、家事分担を考えるうえで「専業主婦」とひとくくりには考えられません。
専業主婦が家事分担してもらうための5ステップ
家事分担を申し出たいなら、まずは現状の家事について把握しましょう。
①削れる家事がないか確認する
専業主婦がやりがちなのが、家事を丁寧にしすぎて時間が足りなくなるパターン。
このタイプの人はいくら時間があっても足りず、分担でできた時間でもっとタスクを増やすこともあるあるです。
分担を申し出るほど余裕がないなら、削れるタスクを探すことから始めましょう。
- そうじの頻度を減らす
- 子どもの世話を焼きすぎない
- 断捨離してものの管理をシンプルにする
掃除はついつい頑張り過ぎちゃうことあるよね。
手を上手に抜くのも大事。
②必要最低限の家事をリスト化する
タスクを削ったら、本当に必要な家事のリストを作ります。
タスクと一緒に頻度と所要時間をリスト化し、1日にどのくらいの時間が必要かをざっくり洗い出します。
難しく考えず、メモやLINEでOK!
これだけの材料を用意すれば家事分担はお願いしやすくなるはず。
「こんなに大変」
が分かりやすくなってアピりやすいね。
③夫にどのくらい余力があるのか確認する
次にやることは、夫にどのくらいお願いできるのかの確認です。
いくら家事が手一杯でも、それ以上に夫が手一杯なら分担は難しいでしょう。
夫が手一杯なら家事分担してもらえないってこと?
家事分担が難しい場合は後で解説するよ。
④無理のない範囲で相談する
例えば家事のリストがたくさんあっても、夫が優しくても、無理のない範囲で家事分担を申し出ましょう。
- 世間的に手伝うのが当たり前!
- ママ友の○○さんは手伝ってもらっている
- 家事は夫婦で分担するものだから半分ずつ!
といった考え方をすると、必要以上に押し付けてしまったり、追い詰めてしまうことになりかねません。
夫の器の大きさでマウントはダメってことね。
先入観は捨てて、分担が必要なものを考えよう。
⑤無理な場合はお金で解決
夫に余力がない、もしくは家事分担の相談を断られた時は、お金で解決するのも一つの方法です。
- 家事が時短になる家電を買う
- 家事代行をお願いする
- たまにはミールキットや宅配弁当を取り入れる
夫が家事分担を断った後ならワガママ聞いてもらえそう。
それな!
ドア・イン・ザ・フェイス※って名前も付いてるんだよ!
※ドア・イン・ザ・フェイス…最初にあえて無理なお願いをして断らせ、次の小さいお願いを断りにくする交渉テクニック
その時の出費は痛いですが、その分と夫が働けばお給料になって帰ってきます。
どうしても手が足りなければお金で解決する方法もぜひ検討してみてください。
専業主婦でも家事分担をお願いするべきな事例
働いていない妻が働いている夫に家事を手伝ってもらうのは抵抗がある人も多いでしょう。
ですが甘えるところで甘えて協力関係を築くことで、信頼関係が生まれます。
甘えにくい人は甘えていい基準があれば甘えやすいよね。
では専業主婦の中でもどんな状況だと家事分担がお願いしやすいか解説します。
子どもにすごく手がかかる
子どもってみんな同じように手がかかるわけではありません。
「よそのママはワンオペでできているから頼ってはいけない」
というように誰かと比べて家事分担を一人で背負ってしまうと潰れます。
私の場合、次男が低身長症と診断されて必死になっているときに、長男のクラスが学級崩壊しました。
大変なことが二つも起きると追いつかない…
他にもいろいろあってキャパオーバーしちゃった。
このころ夫は多忙で頼れず、何も知らない夫にとどめの一言を言われて家出しています。
心が故障すると元通りになるまでかなり時間がかかるので、つらくなったら相談してみましょう。
どうしても苦手な家事がある
料理人・清掃員・クリーニング・経理・シッターetc…
家事と言っても業務は多岐にわたります。
どうしても苦手なことがあっても不思議ではありません。
例えば我が家では、お金の管理は夫にお願いしています。
私がお金の管理したら切り詰め過ぎちゃう…
倹約家ってことね。
苦手なものは丸投げしていいわけではありませんが、ある程度なら分担もアリなのではないでしょうか。
苦手なことを得意な人にお願いする感覚で、助け合いながら生活ができればいいですね。
夫の仕事が比較的のんびり
夫の仕事が比較的のんびりした勤務形態であれば、少し家事の分担をお願いしてもいいでしょう。
例えば
- 徒歩通勤で通勤時間が短い
- 残業がほとんどない
- 仕事のストレスがそこまで大きくない
といった状況が挙げられます。
土日がしっかり休みなら、週末に掃除機をかけてもらうくらいならありなんじゃ?
うんうん。
そのくらいならいい気がする。
遠慮も美徳ですが、長く一緒に過ごす夫に甘えられるときに甘えてみてもいいのではないでしょうか。
【専業主婦だから】だけでは家事分担できない理由にはならない
「専業主婦だから家事分担ができない」
と考える人は、家で時間を持て余してダラダラしている妻と、超多忙で疲れている夫を想定しているでしょう。
ですが実際は、専業主婦でも多忙な人や余裕がない人もいます。
会社員でも比較的ゆっくりできる人もそうでない人もいます。
だから家事分担について考えるなら「専業主婦」は一つの要素にすぎません。
世間の声は無視!
よそはよそ、うちはうち方式ね。
ひとくくりに属性で考えるのではなく、本当に必要なら家事の分担を申し出るのは自然なことです。
まとめ~【専業主婦】は家事分担を否定する理由にはならない
働いている・働いていないにかかわらず、夫婦で協力して生活をするのは信頼関係が生まれます。
だからと言って専業主婦が家事を丸投げしていいわけでもありません。
大切なのは現状を把握して、本当に家事分担が必要なのかを考えることです。
- 手を抜くことで解決できないか考える
- 夫に余力があるか確認する
- 道具やサービスなどを利用して時短できないか考える
などをしたうえで家事の負担が大きいなら、家事の内容・頻度・所要時間をリスト化して交渉するのがおすすめです。
お互いの負担のバランスを考えて、家事分担を検討してみてはいかがでしょうか。
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