話し合いになると夫が逃げる、適当に返事をする、なんだかかみ合わない…
夫婦の話し合いって難しくて、ストレスを抱えている人はたくさんいます。
原因は女性の話し方と男性の話し方が根本的に違うからです。
話し合いができない状況なのになにも工夫をしなければ、ウザがられるだけで関係性はどんどん悪化します。
この記事では、2年間夫と口を聞くのをやめた私が、夫と話し合いをするために工夫したことをまとめました。
夫が乗り気でなくて話し合いが難しい、と感じている人は、ぜひ原因や対処法を知って話し合いのヒントにしてください。
話し合いができない夫は会話をネガティブにとらえがち
夫が話し合いをしたがらないのは、これまでの経験から話し合いをネガティブに捉えているからです。
- めんどくさいことを押し付けられそう
- 怒られそう
- 論破されるに決まってる
こんなイメージを持っているから、話し合いに応じたくないのです。
過去の話し合いで苦い経験がある人は思い出してみて。
そういえば文句言っちゃったことあった。
つまり夫にとって妻からの話し合いは、いわばクレーム対応のようなテンションになってしまっている可能性ああります。
夫の負担にならない話し合い方のコツ
夫の負担にならない話し合いをするには、会社で有益な会議をするイメージを持ちましょう。
プレゼン担当者のつもりで挑めば、夫はあなたの話を聞きやすくなります。
会議にプレゼン…
やったことない人は?
具体的に解説するから大丈夫!
話し合いの前に計画を立てる
話し合いをする場合は無計画に始めてはいけません。
- 議題
- 時間
- 自分の意見
- 問題解決のための具体的な情報
- あれば自分以外の意見(口コミなど)
と、このくらいの用意が必要です。
【例】
・子どもの習い事について15分ほど話し合う
・自分としては水泳を習わせたくて、候補のスイミングスクールは○○と××がある
・○○は楽しんで通う子が多い、××は上手になりたい子が通う厳しめな感じ
スマホやパソコンでHP見せたり、チラシとか目で見て分かるものがあれば用意してね。
なんか本気度が伝わりそう。
サバサバ話す
話し合いをするときは、できるだけ感情を切り離して話すことを心がけましょう。
右脳と左脳をつなぐ「脳梁(のうりょう)」という部分があるのですが、男性は女性に比べて脳梁が細い傾向があります。
そのため男性は感情を切り離して考えがちで、感情的に話す女性とは話がかみ合わないこともしばしば。
どうしても感情的に話してしまう場合、あらかじめ箇条書きで伝えたいことをメモしておくことをおすすめします。
短い文でシンプルに話してみてね。
5W1Hをできるだけ使う
女性は話が飛びがち、という情報を聞いたことがありませんか?
性格にもよるので真意はわかりませんが、主語や述語が抜けていると聞いていて負担がかかります。
長年一緒にいるんだから少しくらい分かってくれるでしょ!?
甘えはナシ。
小学生でもわかる話し方にしてね。
できるだけ「誰が」「何を」「いつ」「どこで」「どのように」を使って、丁寧に話すようにしましょう。
意見を聞きたいときは「Which(どちら)」を使うとより負担が少なくなります。
1回の話し合いを15分でまとめる
時間の負担を減らす工夫も大切で、夫だから時間を無限に奪っていいわけではありません。
最初に話を切り出すときに「15分だけ時間をもらえる?」といった風に誘うと、夫の負担も減るでしょう。
15分って誘っておいて30分話すのはナシね。
でも15分って短くない?
伝えたいことを5分、あとの10分は意見を聞くのに当てて見て
時間の負担を減らすには、こんな工夫をしてみましょう。
- 1つの議題に決める
- 脱線しない
- 感情を切り離して話す
言いたいことがいっぱいあっても、まずは目的達成のために必要なことだけに絞って話す癖をつけましょう。
次回の予定を決める
15分で話して相手から結論を出してもらうのはなかなか難しいですよね。
我が家は夫が慎重派で決めるのが苦手で、どうするかその場で決めることができませんでした。
話題を振った次のターンで返事をもらうのではなく、一度冷静に考えたり自分でも一度調べたりする時間を取ることにしました。
会話の最後に次の予定を決めて、その時までに返事をお願いをすれば、定期的に15分会議を開催することができます。
話し合いの回数も増えるし負担が減るから一石二鳥♪
話し合いを嫌がる夫にしてはいけないこと
話し合いを嫌がる夫には、まず話し合いがネガティブだというイメージを払拭してもらう必要があります。
だから夫にとってネガティブな印象になることをやめましょう。
NGとなる行動を5つ挙げてみました。
夫にとって「話がある」は脅迫
「あのさ、話があるんだけど。」
こんな切り出し方で毎回長くてしんどい話をしてきた人は、「またか…」とゲンナリされがちです。
今までと同じ切り出し方は夫にとっては脅迫。
じゃあ話があるのに他になんて言うの?
漠然と「話がある」ではなく、「○○について相談があるので15分時間をもらえる?」といったように、議題と時間を具体的に切り出す方がベターです。
話し合いの場で泣かない・キレない
感情的な女性を苦手な男性は多く、泣かれたりキレられたりするのが極端に苦手な人も少なくありません。
泣いて困らせたら次はないと思って。
なにそのプレッシャー。
言いたいこと言えないじゃん。
重たい話は何度かまともな話し合いができてからね。
最初から感情的な重い話をするのではなく、軽めの話し合いで慣らすことから始めましょう。
「NO」だけの返事をやめる
相手からの提案が受け入れられない時はどうしても出てきます。
はっきり「NO」を伝えるのは大切ですが、「NO」だけでは会話が終わってしまいます。
だからNOを伝えるときは「代わりにこれならOK」という代替え案を提示することで会話が続きます。
ムリ!じゃなくて
「この条件ならいいよ」って断ると柔らかいよね。
話を遮らない
話している途中に話を遮って話し始めるのは絶対にNGです。
話す気がなくなっちゃうよね。
もどかしいけど我慢ってことね。
話が長くても、途中で詰まっても、話し終えるまでは遮ってはいけません。
こちらが話を最後まで聞くことで、相手も話を遮らず聞いてくれる効果も期待できます。
漠然と「どう思う?」と聞かない
話し合いで夫に意見を求めたいときに「どう思う?」と雑な聞き方していませんか?
話題にもよりますが、「どう思う?」と聞かれると、話し合いが怖い夫にとっては
- 漠然とし過ぎて返事に困る
- 地雷を踏んだら怒られそう
- 正解が全く予想できない…
とプチパニックになりがちです。
でも意見聞きたいときはどうすれば?
例えば、選択肢があれば答えやすいよね。
よくある会話に例えると
✕「今日ご飯何がいい?」
〇「今日は和洋中どれがいい」→3択なので答えやすい
〇「今日何か食べたいものある?」→はい・いいえなので答えやすい
といった感じですね。
夫を話し合いに慣らすことが重要
話し合いができない夫と話し合うためには、最初から話し合いをまともにがんばらないのが大切です。
ここまでテクニックや話し合いの進め方について解説してきましたが、読んで実践するだけですぐうまくは行かないでしょう。
まずは聞くのが負担にならないように意識し、苦手意識の克服を目標に話し合ってください。
保護猫を引き取った気持ちで!
え?そんなにおびえさせてた?
最初は
- 連休の過ごし方
- 実家への手土産
- ふるさと納税どれにするか
など楽しい話題から始めるのがおすすめ。
夫婦がお互いに話し合いに対する苦手意識がなくなったところで、様子を見ながら重たい話を試してみてください。
まとめ~夫と話し合うには負担を軽くするのが近道
一度話し合いに苦手意識を持ってしまった夫と話し合いをするのは簡単ではありません。
だからまずは楽しい議題に絞って、苦手意識を払しょくすることから始めましょう。
15分でサバサバ具体的に話すことを心がけ、議題は1回につき1つに絞り、脱線しないよう注意します。
泣いたりキレたり、その場で結論を迫るのは聞き手の負担になるので、できるだけキャッチボールになりやすい会話を意識することが重要です。
友達と気ままに話す感覚ではなく、仕事の場で会議をする感覚で計画建てて会話をすれば、夫に届きやすくなります。
夫が話し合いに応じてくれない人はまず話し合いができる関係性を築くことから始めてみてくださいね。
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